私のブログ、結構食べ物に関するものが多いなぁ(笑)
そこで、今日は食べるという行為について考えてみました。
先日、旅行に行ったことを書きましたが、旅先で友人と朝昼晩の食事を共にすることによって、食事って体力を使う事なのだと改めて感じました。
一緒に旅行に行った友人は、長時間同じ姿勢で座位が保てないため、食事中、何度も身体を揺すっていました。これは、常に前傾姿勢で座ることしか出来ないため、口に入れた食べ物を胃に送り込むのを助けるための動作だと思います。また、食べやすいようにヘルパーさんに食材をキッチンバサミで細かく切ってもらっていました。
私も、普段外食するときには常にキッチンバサミを持ち歩いています。
また、尾籠な話で恐縮ですが、私も友人も食事をすると「人より多くゲップが出てしまう」という事情があります。
これについては、重度障害者の先輩(?)から聞いた話なのですが、私たちのように食事に時間が掛かってしまう人は、食べ物を口に運ぶ際に普通の人より余計に空気を飲み込んでしまうからなのだそうです。
そのため、ゲップが出ないようにするためには、ヘルパーさんに食事介助してもらうといいよ、とアドバイスをされました。
友人にその話をしたら、「でも、やっぱり自分で食べたいものを口に運びたいよね」と言っていました。私も同じ気持ちです。
お互いに、食事がいかに体力を使うかを話しながらも、それでも美味しい物を食べる喜びは最後まで自分で口に運んで味わいたいねと言うのが共通の意見でした。
私と友人のそれぞれのヘルパーさんは、私たちがご飯を自分で食べている事について、「とても一生懸命に力と体を使い、最大限の可動域を使い筋トレのような食事風景」と表現していました。「いつでも食事を口に運ぶお手伝いしますよ」とも。
へぇー、そんな風に見えているんだ(笑)
自分で食べることを選ぶのか、食べさせてもらってゲップの回数を減らして苦しいのを減らすという方法を取るのか、日々選択だなって実感しました。
私は、もうしばらく自分で食べることを選択し続けたいなと思っています。
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